ほほえみグループ代表
株式会社ほほえみ代表取締役
杉浦義教
ぼくが会社をつくった理由
ぼくが会社を設立したのは、スタッフといっしょに楽しみながら働ける職場をつくりたいと思ったからです。最近は、働く人と会社との関係が、お金や労働時間で割り切ったもの、それだけを尺度とする考え方が増えてきました。しかし本来、会社とスタッフは、共に学び成長する関係です。僕は「スタッフが学び成長するために会社が存在し、その結果、会社も成長する」ものだと思います。会社とスタッフが一緒になって[楽しみ]ながら[学び][働く]環境をつくる、それがぼくの仕事です。そしてそれを実践することで、300年後もこの地域で必要とされる会社にしたいと考えています。
ぼくが介護を仕事にした理由
ぼくが仕事として介護を選んだ理由には、ふたつあります。ひとつは「単純に、お年寄りが好き」だから。そしてもうひとつは「自分が年を取ったとき、自分が認知症になったとき、自分が動けなくなったとき、自分が入りたい施設をつくりたい」からです。ぼくが入りたい施設とは、入居者がサービスを受けるだけじゃなくて、自分でできそうなことは自分でチャレンジできる。でも、もしかしたら失敗するかも知れないから、こっそりスタッフに見守ってもらえる。自分の役割、居場所が施設の中で確保できる。そして役割をこなしたら、みんなから褒めてもらえる。そういう施設です。ほほえみでは、家庭的な雰囲気の中で、一人ひとりに向き合った質の高い個別介護を行いながら、常にそうした施設づくりを目指しています。